オフィスチェアを使っていると床が傷つくことが多い。
チェアの脚についている車輪(キャスター)で、床に傷跡が残ってしまうのだ。
フローリングだと木がめくれることさえあるので対策が必要だ。
オフィスチェアで傷ができる理由
他の椅子でも床が傷つくことはあるが、なぜオフィスチェアは特に注意が必要なのだろうか。
それは、オフィスチェアは重いからである。
高級なオフィスチェアは、25kg~35kgとやたら重い。
これだけ頑丈にできているからこそ、体重80kgの人間を毎日乗せても壊れないのだ。
安物の椅子は15kgで軽くできているため、安定性に欠けることになる。
特に、背中にもたれかかるリクライニングでは、チェア自体に重量がないとバランスを保てない。
重いオフィスチェアに人間が乗って、キャスターでコロコロと動けば、床には強い摩擦がかかって傷ができる。
対策としてチェアマットを敷く
チェアのキャスターで傷跡をつけないように、「チェアマット」という商品がある。
知っている人は当然のように知っているが、案外、この商品の存在を知らない人もいる。
価格は3千円ほど。チェアの下に敷くマットで、フローリングや畳みに傷がつくのを防止する。
オフィスビルだったら最初から傷つかない床マットになっていることが多いが、一般住宅では必須となる。
オフィスチェアを買ったら、一緒に購入したい。
賃貸なら絶対に用意しよう
賃貸の部屋を借りている人がオフィスチェアを使うなら、チェアマットは絶対に用意した方がいい。
フローリングが派手にめくれたりすると、原状回復にとんでもない費用を請求されることになる。
上の写真は、オフィスチェアのキャスターでついた傷である。フローリングが見るも無残な状態になってしまった。
一度傷が付くと、どんどん広がってしまう。
原状回復するのにどのくらいの費用がかかるだろうか。
もう1台オフィスチェアが買えた、なんていう笑えない話もある。
こうなる前にチェアマットを用意してほしい。