オフィスチェアは高い買い物なので、実物に座らないで買うのは勇気がいる。
一度試しに座ってみたい人もいるはず。
このページでは、買う前にオフィスチェアに座る方法をご紹介したい。
各メーカーのショールーム
一番確実な方法は、各メーカーのショールームに行くこと。
「絶対に買う前に座りたい」というならショールームに限る。
<注意点>
- 各メーカーは自社のチェアしか置いてない。(代理店契約していれば別だが)
- 自社のすべてのチェアが置いてあるとは限らない。昔のチェアは置いてないケースが多いので、新製品・主力製品・売れ筋商品に座ることになりそう。
- 下記のHPを見て、開館日、時間を確認してから行くこと。
- 完全予約制(コクヨ)の場合があるので、HPで確認してから行くこと。
オカムラのショールーム
東京、仙台、名古屋、大阪、福岡にショールームがある。
イトーキのショールーム
東京、大阪にショールームがある。
コクヨのショールーム
東京、梅田(大阪)にショールームがある。
内田洋行のショールーム
オフィスファニチャはThe Place(東京)で展示。
スチールケースのショールーム
東京にSTEELCASE WORKLIFEというショールームがある。
ハーマンミラーのショールーム
東京丸の内にストアがあり、2階にショールームもある。
公式ストアHPもあるが、シンプル過ぎて観ずらい。上記ページには画像がたくさんあるので、そちらを参照してほしい。
大塚家具の店舗でもオフィスチェアがある
業績悪化で瀕死状態の大塚家具だが、さすが日本一の高級家具小売り店だけあって、オフィスチェアが置いてある。
ただし、どの店舗にどのメーカーのどのチェアが置いてあるのかわからない。実際に行くか、メールで聞いてみてはいかがだろうか。
東京、横浜、大阪、神戸、名古屋、福岡、仙台、札幌など。
メーカーのショールームよりも一般人にとっては入りやすいのがメリット。
メーカーショールームはどちらかといえば法人顧客のためのもの。(オカムラは一般人でも歓迎してくれるらしいが)
大塚家具は一般人がTシャツで堂々と入れる良さがある。
ショールーム体験記をブログで書いている人は、大塚家具で試座していることが多い。
かつて大塚家具の店舗に入ると営業マンが張り付いて時代、その営業マンが良い人だったので、試座のつもりだったけどその場で買ってしまった・・・なんていう話を良く聞いた。
万が一、大塚家具が潰れたら、日本にとって損失だと思う。
公共施設にもオフィスチェアがある
公共施設でオフィスチェアが置いてあることがある。
私の家の近くの大型図書館は、コクヨとイトーキのオフィスチェアがたくさん置いてある。一般の閲覧席は安い椅子だが、データベース席など特定の椅子だけなぜかオフィスチェア。
新しくて大型の公共施設があったら、オフィスチェアが置いてないか探してみよう。
その他、ドコモショップはバロンが置いてあるとX(twitter)で見た。
少し注意してみれば、あちこちの場所でオフィスチェアに座る機会がある。
座りたいチェアが見つかるわけではないが、たまたま座ったオフィスチェアに惚れ込んで買うというのはアリ。
短時間の試座に期待しないこと
よくある話だが、オフィスチェアを買ってみて、「最初は良かったけど、1週間くらいたって合わないと思った」とか「最初は合わなかったけど、慣れてきたら最高だった」なんてことがある。
ショールームで5分か10分座ったところで、本当に合うかどうかなんて完全には判断できない。
私がオカムラのヴィスコンテを買ったとき、最初は合わないと思った。座面は小さいし、なんか疲れた。
それは、もともとの私の姿勢が悪かったためだった。姿勢を強制されるのが辛かっただけ。
慣れてしまえば、その姿勢が一番疲れないし、最高だったわけ。腰痛も消えた。
ということで、ショールームに行ったからと言って、完全な判断ができるわけもないので、あまり期待しない方がいい。
逆に言えば、よほどのオフィスチェアマニアでもなければ、無理して行くこともない気がする。
身体のサイズによって試座が必要に
日本のメーカーのチェアは、日本人の標準体型に合わせて作られている。
そのため、身体のサイズが標準体型と大きく変わる人は、オフィスチェアに合わないリスクが高くなる。
日本人の標準体型は、40歳を基準に大雑把にいうと、以下の通り。
- 男性(身長170cm:体重70kg)
- 女性(身長158cm:体重55kg)
たとえば、体重100kg以上でラガーマンのような筋肉質の男性は、メッシュタイプのオフィスチェアに座ったときにフレームが背中にあたって痛いという話がある。
逆に、体重40kg以下の身体が小さな女性は、オフィスチェアに座ったときに大きすぎて落ち着かないという。
これはオフィスチェアに限ったことではなく、どのチェアでも起こり得るわけだが、身体が標準よりも大きく異なると思ったら、チェアを買う前に一度は座った方が良さそうだ。