オフィスチェアを買うときには、各チェアを選ぶより前に、メーカー選びから入るのもいい。
主要なオフィスチェアのメーカーについてご紹介したい。
安物チェアのメーカーは世の中に腐るほどあるが、高級オフィスチェアのメーカーは数が限られている。
国内オフィスチェアメーカー
オカムラ
オカムラはオフィス家具売上で国内1位。世界でも4位。
東証一部上場(7994)。売上は2017年で2千億円くらい。
高級オフィスチェアの国内最大ブランド。
国内メーカーの中では、オフィスチェアのトップブランドの地位を確立している。いわゆる憧れの「国産高級オフィスチェア」といえばオカムラ。
「バロン」「コンテッサセコンダ」「サブリナ」あたりが有名。
イトーキ
イトーキは事務用品の名門企業。
東証一部上場(7972)。売上は2017年で1千億円くらい。
売上高ではオカムラと差がついてしまったが、個性的なオフィスチェアをリリースしている。
かつての「スピーナチェア」はその斬新なデザインが評価され、北海道洞爺湖サミットで採用された。
最近は「フリップフラップ」という斬新なチェアをリリース。
イトーキは当サイトでも注目しているブランド。
コクヨ
コクヨといえば、誰もが知っている文房具メーカー。ノートと消しゴムの印象が強い。
実はオフィス家具・事務用品等の広い事業領域を誇る巨大企業。
東証一部上場(7984)。売上は2017年全事業で3千億円くらい。
オフィス家具の国内企業では、オカムラ、イトーキ、コクヨが御三家。
オフィスチェア関連のWebサイトは情報量が少なくて、法人向けに特化している印象がある。一般消費者向けの直販には意欲がなさそう。
内田洋行(ウチダ)
オフィス構築の専門商社であり、長い歴史を誇る名門でもある。
東証一部上場(8057)。売上は2017年で1300億円くらい。
オフィス家具のいわゆる物販にとどまらず、情報システムを含めた空間構築に定評がある。
自社ブランドのオフィスチェアだけでなく、スチールケース社のチェアも販売している。
海外のオフィスチェアメーカー
スチールケース
スチールケースは、米国のオフィス家具最大手。
売上は調査時点で3千億円くらい。
オフィス家具の売上で世界トップ。
日本でもリープチェアが人気で、個人に知られるメーカーとなった。
ハーマンミラー
ハーマンミラーは米国の有名オフィス家具会社。
売上は調査時点で2千億円くらい。
先進的なデザインで知られる。
「キュービクルオフィス」(オフィスをパーテーションで区切って、机周りを疑似的な個室にする設計)を発明したのもハーマンミラーとされている。
アーロンチェアは世界的にヒット。日本でも「憧れのオフィスチェア」として信者を多数生み出した。
オフィスチェア選びはメーカーを限定
上記にあげたメーカーは、どれも素晴らしいオフィスチェアを作っている優良企業であり、自信をもってお勧めできる。
オフィスチェアは高い買い物なので、私だったら上記6つの主要メーカーから選びたい。
あとは6つのメーカーの各チェアを調べて、機種を選択すればいい。