スチールケースのオフィスチェア「Leap リープ」
座り心地の評価がやたら高いチェア。蒸れの問題をどう考えるか。
リープチェアの機能と特徴
- leapとは、「飛躍」という意味。
- ナチュラルグライドシステム:背面と座面が連動するシンクロロッキング機能のこと。
- ライブバック機能:姿勢を変えるたびに背骨に合わせて背面が動く。
- 背面の上部と下部で別々に調節することで、個人に合った背もたれ形状に。
- リクライニングの範囲調節。
- 座面の上下と奥行き調節。
- アジャスタブルアーム。
ホールド感の良いワークチェア
海外メーカー製の中で、アーロンチェアと並んで人気のリープチェア。
アーロンチェアは名前だけが先行しているイメージがあるが、リープチェアは使用者から高評価が寄せられている。特に座り心地の評価が高い。
背もたれの腰部分を調節できる「ライブバック・背下部変形強度調節」がいい。個人の背骨に合わせて調節できるのでフィット感が得られる。他のオフィスチェアのようにランバーサポートでもいいのだが、背骨の曲線をしっかりあわせられるのはリープの強み。
リラックスするための椅子ではなく、姿勢を矯正してくれる作業椅子であり、長時間座っていても疲れない。
蒸れの問題
欠点があるとすれば、座面や背面の材質が昔風のクッション素材ということ。夏場はいかにも蒸れそうだ。
最新の高級オフィスチェアが軒並みメッシュ素材なのは、それだけ快適だからである。メッシュに慣れている人は二の足を踏むかも知れない。
個人的には、一生メッシュタイプ以外のオフィスチェアは買わない。つまりリープチェアは選択肢に入らない。長時間作業をする人にとっては、通気性が悪い椅子は背面の温度が上がって、とても座れたものではない。
ただし、適度に椅子から立ち上がる健康的な習慣を持っている人ならこのチェアでもいいかもしれない。
全体的なデザインからして、リープチェアが少し古い設計のチェアであることは否めないが「蒸れ」を割り切れるなら良い椅子だ。