ハーマンミラーのオフィスチェア「エンボディチェア」
ハーマンミラーの個性的なチェア。体圧分散で浮いている感覚だという(ほんまかいな)。座り心地が良いのでアーロンよりもエンボディが好きな人も多いらしい。
エンボディチェアの機能と特徴
- ピクセル構造により、体圧を分散。
- 浮いているような感覚のチェアだという。
- バックフィット調節で背骨の自然なカーブに沿う。
- 上下昇降、座面前後、アームレストの調節機能。
- リクライニングやシンクロロッキングといった機能は当然ついている。
公式サイト「エンボディチェア」
宣伝文句とピクセル構造
ハーマンミラーといえばアーロンチェアで有名だが、エンボディも人気が高い。
公式サイトをみると、かなり衝撃的な宣伝文句が並んでいる。
通常、座るのは体に悪いが、エンボディは座ると体に良いという。
その理由として、「ピクセル構造」をあげている。体圧を軽減するから、座りながら体の動きを促し、血行を促すから、体に良いというロジック。
で、肝心の「ピクセル構造」「ピクセルサポート」についての説明はないが、写真をみれば想像がつく。
チェアの後ろ側をみると、実に珍しい構造をしている。数多くのポイントが連結している。これがピクセル構造なのだろう。
これによって、背面にかかる体重を分散できるのが売り。
正直、それだけで血行を促すほどの意味のあるものなのかどうかは疑問なのだが。
ともかく、座り心地は良いらしく、個性的なチェアであることを評価したい。
体が大きい人におすすめしたい
おそらく、体が大きくほど、ピクセル構造の恩恵を受けるはずだ。
体重が重い人は背面にかかる圧力が大きいので、きっちり分散してくれれば、座り心地の良さを実感できる。
たとえば、体重90kg以上の人がよくあるメッシュタイプのチェアに座ると、沈み込みが深くて座り心地が悪いケースがある。
エンボディはクッション素材だし、安心して座ることができるはず。
サイズが大きめな海外メーカーということもあり、体が大きい人に一押しのチェアといえるのではないか。
バックフィット調節は良い
もう一つの特徴である「バックフィット調節」について見てみよう。
以下、公式サイトの動画からスクリーンショットをとったもの。
背面の角度を変える機能がある。
リクライニングのように全体が倒れたり・起き上がるのではなく、腰の部分だけがせり出すイメージ。背骨のカーブに合わせることができる。
背骨のカーブに合わせる調節は、思ったほど使わないという話もあるが、人によってはホールド感が増すはずだ。